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フォークとスプリットの違いは?落ちる球の2種類を比較

2026-04-08

同じ「落ちる球」だけど何が違う?

フォークとスプリット(SFF)はどちらも打者の手元で落ちる球種ですが、実は性質がかなり異なります。

基本的な違い

フォーク - **握り**: 人差し指と中指を大きく開いてボールを深く挟む - **球速**: 130-140km/h程度(ストレートより15-20km/h遅い) - **変化**: 大きく落ちる(落差30-50cm) - **回転**: 非常に少ない(ナックルに近い無回転)

スプリット(SFF) - **握り**: フォークより指の開きが狭く、浅く挟む - **球速**: 135-150km/h程度(ストレートより5-15km/h遅い) - **変化**: 鋭く小さく落ちる(落差20-35cm) - **回転**: フォークより多い(ある程度バックスピンが残る)

一言でまとめると

フォーク = 遅くて大きく落ちる スプリット = 速くて鋭く落ちる

スプリットはストレートとの球速差が小さいため、打者がストレートと判断して振り始めた後に落ちます。フォークは球速差自体も武器になり、緩急+落差のダブルの効果があります。

大谷翔平のスプリッター

大谷翔平のスプリッターはMLBで最も恐れられている球の一つです。球速145km/h以上で落差40cm以上という、フォークの落差とスプリットの球速を兼ね備えた規格外の球です。

実は境界は曖昧

フォークとスプリットの境界は連続的で、明確な線引きはありません。投手自身が「フォーク」と呼んでいる球がデータ上は「スプリット」に分類されることも珍しくありません。

大きく落としたいならフォーク、速い球速で鋭く落としたいならスプリットと覚えておけば十分です。

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