解説
意味
犠打(=送りバント)とは、打者がバントで走者を進塁させた際に記録される公式記録です。英語では「Sacrifice Bunt(SH)」と呼ばれます。ここでは記録としての犠打の条件やルールを解説します。戦術面については送りバントの項目を参照してください。
詳しい解説
犠打が記録されるためには以下の条件を満たす必要があります。(1)無死または一死の場面でバントをすること、(2)打者がアウトになること、(3)走者が少なくとも一人は進塁すること。バントが安打になった場合は犠打ではなく安打として記録されます。走者が進塁できずアウトだけが増えた場合も犠打にはならず、通常の打数としてカウントされます。二死の場面でのバントは犠打として記録されません。犠打の最大の特徴は打数にカウントされないことで、打率に影響しない点が犠飛と同様の扱いです。ただし出塁率の計算にも含まれないため、出塁率にも影響しません。
使い方のポイント
犠打数は公式記録として個人成績に残ります。犠打が多い選手は「つなぎの打撃ができるチームプレーヤー」として評価される一方、セイバーメトリクスの観点では犠打の多さ自体は必ずしもプラス評価ではありません。投手は犠打が多くなりやすく、セ・リーグの投手は犠打数がリーグ上位に入ることがよくありました。
豆知識
日本プロ野球の通算犠打記録は川相昌弘の533個で、ギネス世界記録に認定されています。川相は現役22年間で毎年安定して犠打を積み重ね、「犠打の神様」と呼ばれました。メジャーリーグでは犠打が年々減少しており、2022年のDH制全面導入後は投手の犠打がなくなったことで大幅に減りました。
関連用語
クイズ
犠打は打率の計算に影響する?