パームボール

パームボール

手のひらで包み込むように握る遅い変化球

解説

📖 意味

パームボールとは、手のひら(パーム)でボールを包み込むように握って投げる変化球です。チェンジアップの一種で、球速が大きく落ちるのが特徴です。ストレートと同じ腕の振りで投げられるため、打者はタイミングを外されます。球速は110-125km/h程度で、ストレートとの大きな速度差が武器です。

🔍 詳しい解説

パームボールの握りは、ボールを手のひら全体で包み込み、指先ではなく手のひらで押し出すように投げます。通常のストレートは指先でボールを弾くようにリリースしますが、パームボールは手のひらで抜くように投げるため、回転数が極端に少なくなります。回転数が少ないため揚力が生まれず、重力に従って沈むように落ちます。チェンジアップと似た効果がありますが、パームボールの方がより速度が遅くなる傾向があります。

💡 使い方のポイント

パームボールは緩急をつけるための球種です。速いストレートを見せた後にパームボールを投げると、打者は体が前に突っ込んでしまいます。チェンジアップと同様に、ストレートと同じ腕の振りで投げることが重要で、腕の振りが遅くなると打者に見破られます。球速が遅い分コントロールしやすい利点がありますが、読まれると痛打される危険もあります。

豆知識

パームボールは古くからある球種で、メジャーリーグではジム・ゴットやトム・グラビンなどが使用していました。日本では帆足和幸投手がパームボールの使い手として知られていました。近年はチェンジアップの方が主流となり、パームボールを使う投手は減少傾向にありますが、独特の軌道は今でも有効です。 MLB.com Glossaryの公式14球種には含まれていません。チェンジアップ(CH)に分類されることが多いです。

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クイズ

パームボールの握り方の特徴は?

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