ツーシーム
ツーシーム
微妙に動いて打者のバットの芯を外す直球
解説
意味
ツーシームとは、ボールの2本の縫い目が回転する握りで投げるファストボールのことです。英語では「Two-seam Fastball」と呼ばれます。フォーシームに比べて球速はやや落ちますが、投手の利き腕方向に微妙に動く(シュート方向に曲がる)特徴があり、打者のバットの芯を外してゴロを打たせる効果があります。
詳しい解説
ツーシームの握りはボールの縫い目が狭くなっている部分に人差し指と中指を沿わせます。1回転あたり2本の縫い目しか空気を切らないため、フォーシームに比べて空気抵抗が不均一になり、わずかな変化が生まれます。右投手なら右打者のインコースに食い込むように動き、左打者のアウトコースに逃げるように動きます。この微妙な動きが打者のバットの芯を外し、詰まった打球やゴロを誘発します。
使い方のポイント
ツーシームはゴロを打たせたい場面で有効です。特にダブルプレーが欲しい場面やランナーがいる場面で、ゴロアウトを取る確率が高まります。フォーシームとの見分けが難しいため、打者はストレートと思って振ったら微妙に芯を外されるという効果があります。球速はフォーシームより2-5km/h程度遅いのが一般的です。
豆知識
ツーシームはメジャーリーグで広く使われている球種ですが、日本ではシュートと混同されることがあります。厳密にはツーシームは握りの違いによる微妙な変化であり、意図的に大きく曲げるシュートとは異なります。ダルビッシュ有はツーシームの使い手として知られています。なお、Statcastではツーシームはシンカー(SI)に統合されており、独立した分類としては存在しません。これはデータ上両者の挙動を区別するのが難しいためです。MLB公式の用語集でもシンカーの説明に「ツーシームとも呼ばれる」と記載されています。 MLB.com Glossaryの公式14球種には独立して含まれていません。シンカー(SI)に含まれます。
関連用語
クイズ
ツーシームの特徴的な効果は?